
今がちょうどお花が満開のカモミール、
ローマンカモミールとジャーマンカモミールの違いをご紹介したいと思います。
キク科のハーブ カモミール
カモミールティーは鎮静のお茶としても出回っていますね。
私も大好きなハーブティーの一つです。
そんなカモミールですが、
ローマン種とジャーマン種は、見た目はほとんど違いが分かりません。同じキク科ですから、姿かたちはよく似ているんですね。
でも実は、
ローマンカモミールは全草が香る、多年草で、ジャーマンカモミールよりもすこしだけ大きいです。
ジャーマンカモミールの方は花だけが香る一年草です。
私が先日山梨で撮ってきた写真を御覧ください。
《ローマンカモミール》


《ジャーマンカモミール》


ごらんになって、お分かりなったかもしれませんね。
そうです、ジャーマンカモミールの方は、花の中心が盛り上がっていますね。
開花の時期も、ジャーマンカモミールの方がすこし早いのですが、
私はこの間、
ローマン種を標高が低いところで、
ジャーマン種を標高の高いところで見たので、どちらもちょうど開花していました。
ローマン種とジャーマン種の使用方法の違い
ジャーマンカモミールは、ハーブティーとして利用されることが多いです。
お茶にすると味が美味しいからです。
そして、お花から精油を採ると、その色は鮮やかな青で、香りはとっても濃厚です。
青い色はカマズレンという成分が含まれるからで、それには鎮静作用があります。私も、お肌が痒い時などに、ジェルで希釈して塗布したりして使っています。
一方、ローマンカモミールの方は、香りを表現するのに「青りんごの香り」というふうに言われています。たしかに、言われてみれば~っていう感じです。
この香りを嗅いでいると落ち着くというのも良く聞きます。
ローマン種とジャーマン種では、精油の色を見てもわかるように、含まれる成分が随分違いますが、どちらも皮膚に痒みがあるときには使えます。
作用の体感としては、ジャーマンの方が強力だと感じます。
同じに見えて、実はちょっとした違いがあったりするハーブもあるんですね。
カモミールティーとして利用するだけでも、充分に癒やされますが、お肌にもとても良いので、機会があればぜひお試しください。

今日は以上です。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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